怒りの聖所

ゆるく生きたい一般理系大学院生です。

就活 : Part2

第二回です。第三志望くらいにしていた企業から事実上の内定(最終選考はあるが、意思確認)を頂きました。特定を防ぐため、そこ+そこに近いところ以外について感想を述べていきます。

N〇I

SIerに興味があったものの、結果として応募したのはこことデータのみだった。激務であるとの噂は有名で、それなりにまったりやっていきたい自分とは合わなそうな気がしていたものの、実際に仕事について調べていくうちに入社意欲は高まった。なにより周囲のレベルが高そうだし、自分自身の市場価値を高めるための成長機会になると思った。

ここが自分としては初のテストセンター形式のWebテストを課していた。テストセンターと呼ばれるところで監督者のもとでパソコンを操作して受験するWebテストのことである。それを知らなかったため苦労した。「締切日にうければいいや~」と思っていて、昼過ぎくらいに受けようとしていたところ、テストセンターでの受験が必要であることが判明(テスト結果の提出締め切りは夜21時)。予約しようにも最寄りのテストセンターは全部埋まっていた。そのため、まだ空きがある中で最も近い大阪まで急遽行くことになった。なんやかんや間に合って受験できた。
監督されながらということでかはわからないが、電卓の使用が出来なかった。そのため比較的数学(算数)の計算自体は簡単な気がした。テストセンターで受けるものは出てくる問題の解答方法によって自分の得点率がおおよそ分かるらしい(詳細については別途検索すべし)。就活ガチ勢はそれを参考にして納得いくまで受けなおすようだ(そんなことができるならわざわざ監督者を付けてまでやる意味はあるのかと思う)。そのことも知らなかったので一回しか受けていなかった。まあ通っていたので良かった。怠惰な自分でもこういうのには自信はある。テストセンター形式のWebテストは結果を使いまわすことができるのだが、東大生もかなりの数受けることからここのWebテストが通っているとほぼほぼすべての企業で通用することで有名なのだそう。興味が無くても受けてみてはいかがだろうか。無料だし。

話は面接に移るが、総評から言うと自分が受けた企業の中で最も不快な思いをした。一次面接は40手前くらいの女性だった。自分が「(研究テーマについて)ざっくりいうとAI関連で~」と申し上げたところ、「AIと機械学習って違うけど理解してる?」とツッコミが入った。こっちは分かりやすく説明するためにそういう言い方をしているのにめっちゃ高圧的に言われて不快だった。もちろん分かりやすさのためであると補足はした。すると納得はしてもらえた。「ほかにも業務内容について理解してる?具体的に説明して」とか、まあ聞かれてることはもっともかもしれないが言い方が癪に障った。印象に残っていて覚えていることはこれくらいで、二次面接でも「あなた大したことしてないね~」みたいなことを遠回しに言われた記憶がある。
結果は二次落ち。よくあの雰囲気で一次通ったなと思っていた。ストレス耐性を測っていたのかもしれないが、落ちてしまって不快な気持ちだけが残ったことで、大変申し訳ないが今後この企業の人たちとあまり関わりたくないと思った。

KD〇I

唯一のES落ち。理由は不明。やらかしたことがあるとすれば、ESを出した後に大学のOBの人と話すイベント(リクルーターだった?)があってそこで実利的なこと(WLBや副業制度など)ばかり聞きすぎたのがいけなかったのかなーとなんとなく思っている。3月初めに出したESの結果が5月ごろ帰ってくるという異例の結果返信の遅さだった。そこに人生がかかってる人もいたかもしれないのに、どうなのかと思った。一応BtoCっぽい企業でそれは、、、。就活生として不快に感じた。

オリッ〇ス

6月ごろにOpenworkに夏インターンのスカウトが来ていて就職先として認知した。3月ごろの説明会にしか参加していない。金を使っていろいろやってるのは分かるけど、最後までよくわからない企業だった。

特筆すべき点として、ESが通ると家が近い人は本社に呼ばれてクレペリン検査というテストを受けることになる。一時間くらいひたすら足し算をする。これで地頭と性格が判定できるようだ。ASD傾向のある自分としてはこういう単調な作業はめっちゃ得意なのでもちろん通ってた。
一次面接は30歳くらいのさわやかな男性だった。めちゃめちゃにこやかで話も弾んだと思っていたが、落ちた。あんなににこにこしてたのに。大人というか人間の怖さを改めて体感した。入社してすぐは全員営業になるようで、そこへの適性がないと見なされたのかなあ。実際営業はしたくなかったし純粋に企業とマッチしていないということは事実だろう。

バンダイナ〇コエンターテインメント

ゲーム好きな自分としてはゲーム業界は外せなかった。とはいえ、やはり入社後の自分の生活水準との兼ね合いは考慮すべきであろう。多くの企業はやりがい搾取的な給与形態になっている中で、BNEは高水準だと思う。そのため応募した。関連会社が多くあるがBNEはとくに企画とかマネジメントとかに寄っている。ゲームのプログラミング自体は別会社である。自分としてもBNEの方がゲーム業界でやりたいことに近かった。働き方は特別な休暇や本社の雰囲気などがユニークに感じた。当然超高倍率だっただろうと思う。

ESが半端なく重かった。自分を取り繕っていると書くことがなくなってしまった。それで落ちるくらいなら、と自分の趣味を爆発させて記入したところ通過していた(実際社員の人もそうすべきだと言っていた)。ESに「最近体感して最も面白いと思ったエンターテインメント」というお題があって、その時ちょうどはまっていたドミニオンについて熱く語った。我ながら良いプレゼンができたと思っている。その他にこれまでのゲーム経験を書くスペースもあったが、説明会でe-sportsに力を入れようとしていることがなんとなく感じ取れたので、それっぽいもの(VALORANTやOverwatchなど)に寄せて羅列した。太鼓の達人を入れてやや媚びたりもした。どれも実際に結構やったゲームである。こういうお題は任せろといった感じだった。

一次選考はGDだった。グループに振り分けられる前に全員集まって説明を受けたが、女性の数が圧倒的に多かった(8割くらい)。自分のグループは面接官も含め自分以外全員女性だった。
自己紹介で名前と最近ハマっている趣味について言うよう求められた。自分はやや引かれるかもと思いつつ正直にその時やっていたDbDを述べた。他の人のもので覚えてるのはVALORANTやLoL。APEXもいた気がする。ゲーム会社なだけあって女性には少ないと思われるコアなゲーマーが集まっていると感じた。もちろんごく普通の趣味の人もいた。今だと炎上しかねない言い回しかもしれない。

結果はGDで落ちていた。お題は言うなと言われている。データでの反省を活かして、もっと前に出ようと役職決めで余っていた発表役を名乗り出てそれなりの発表をしたがだめだった。GD苦手やねん。他人がしゃべっている中に割り込むのが無理。よほど自分がその状況で最適な発言をするという確信がないと怖くて入れない。全企業はGDを撤廃すべき(過激派)。ほかの選考方法も用意してくれないかなあ。GDで自分のような立ち振る舞いをする人間はいらないと言われたらそれはそうなのだが。
この後受けた企業ではGDはなかったので、これがおそらく人生最後である。もちろん働き始めた際にはそれっぽいことはやるだろうが、ふるいにかけられるようなものはないので実質違うものだろう(そうであってほしい)。

 

疲れたので今回はこれくらいにします。次回に続く。